就活鉄人化計画2011/講師:坂本直文氏

就活鉄人化計画2011 第2回 8月号
内定力がつく企業研究の秘訣

みなさん、こんにちは。
夏休み、いかがお過ごしでしょうか。就職活動に役立つことはしていますか?まだ時間がありますので、時間をぜひ有効活用してください。
今回は、チェックシートに従って調べるだけで、非常に大きな成果が得られる企業研究の仕方をご紹介します。

面接再現:まず、この質問に答えてください。(実際にあった質問)

以下の質問は、入社試験の面接で実際にあった質問です。参考までに企業名を付記していますが、他の企業でも頻出です。自分の志望企業の面接試験で出題されたと想定して、回答を考えてみましょう。

  • 当社の企業理念を軸に自分の体験談を話してください。(小学館プロダクション、その他)
  • 当社の社長に質問するとしたら、どんなことを?(ワコール、その他)
  • 当社の社会的な責任とは何だと思いますか?(味の素、その他)
  • 当社のHPで印象に残っていることはありますか?(三菱UFJ信託銀行、その他)
  • 当社の売上高、資本金、株価はいくらかご存知ですか?(トヨタ自動車、その他)
  • 当社の創立者と社歴を説明することはできますか?(日本赤十字社、その他)
  • 当社と他社の違いをどう理解していますか?(博報堂、その他)
  • なぜ保険の中でも、当社を志望するのですか?(東京海上日動火災、その他)
  • 最近、気になったニュースと、それに対するあなたの意見は?(テレビ朝日、その他)
  • 最近の気になった新聞記事とその感想、意見は?(JR東日本、その他)
(※筆者の就職講座受講生の就活レポートより)

これらは、企業研究をしっかりしておかないと答えられない質問ばかりです。もちろん、合否の評価に大きく影響する重要質問です。答えることが難しかった方は、企業研究が足りない可能性があります。

企業研究のチェックポイント

企業研究で特に重要なのは、以下の内容です。同業他社と比較すると理解が深まります。
  • 特色
  • 社長名(社長の発言)
  • 資本金
  • 売上高
  • 利益
  • 経営理念
  • 事業内容
  • 経営計画
  • 社名の変遷(社史の概要)
  • 主力商品
  • 過去のヒット商品
  • 希望の部署・職種・仕事
  • 貢献できる仕事内容
  • 仕事に役立つ能力

企業研究の手段

企業研究には、「ヘッドワーク型企業研究」と、「フットワーク型企業研究」の2つがあります。
ヘッドワーク型企業研究とは

志望企業の経営理念、事業内容、経営計画、資本金、売上高、現在の主力商品、過去のヒット商品、株価、社名の変遷、経営者の発言などを、インターネットや新聞、会社四季報、日経会社情報、業界地図本、業界研究本、ビジネス雑誌などを活用して調べることです。これにより、志望企業の基本的なことを押さえることができます。

フットワーク型企業研究とは

志望企業の商品・サービスを利用したり、パンフレットやチラシを収集したり、店舗見学、会社訪問、OB・OG訪問をして同業他社との比較することです。志望企業が開催するキャンペーンやイベント、工場見学会などに参加することもお勧めです。できれば、社員に(礼儀正しく)話しかけ、仕事内容について聞いてみましょう。自分がどんな仕事でどのように貢献できるか判断できるようになります。

フットワーク型企業研究のメリット

フットワーク型企業研究のメリットは、内定力がつくことことだけではありません。応募企業が自分にとって理想の職場かどうかを確認できるメリットもあります。やはり、自分が幸せに働ける企業であってこそ、真の就職先と言えます。
企業研究が効率的にできるように「坂本式・企業研究チェックシート」を作成しました。プリントしてご活用ください。同業他社との比較研究もしやすいフォームになっています。

こちらのリンク先からプリントしてください。

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\内定者はこう書いた!エントリーシート完全版 著者
就職コンサルタント・心理カウンセラー/坂本直文