コンデンサやLED等の電子部品を対象とした外観検査装置を開発する部署で、主に画像検査システムの開発に従事しております。砂粒のような微小部品の傷や汚れを、照明・光学・画像処理技術を駆使して如何に高速かつ正確に検出するかを考え、実現させるお仕事です。
圧倒的に堅固な財務基盤と新しいことに積極的にチャレンジする姿勢を持った企業だったからです。今振り返ってみてもこの時の自分の判断は間違っていなかったと思います。この２つを兼ね揃えた企業というのはなかなか他にありませんので。
思いついたらすぐ試す。良いと思ったらすぐ作る。組織としてのフットワークの軽さが一番の魅力だと思います。また開発から製造、販売までを自社で一貫して行なっているので、個々の技術やアイディアが試行錯誤を経て完成した装置になり、お客様先の生産現場で活躍する様子までを自分の目で見届けることができます。これもエンジニア冥利に尽きるポイントだと思います。
いつかは業界史に残るような技術、ヒット製品を自分達の手で生み出したいですね。そのために今やるべきことは自分の専門分野の技術・知識をしっかり磨くこと、自分以外の人達が持つ技術やアイディアを、ひとつの装置としてまとめ上げるプロセスの訓練を積むことだと考えています。
「入社するまでに身につけておくべきことは何ですか？」と毎年よく質問されます。技術や知識ももちろん重要ですが、是非早いうちから『空気を読む』訓練を始めて下さい。ここで言う空気を読む能力というのは、対面する相手と自分との利害関係を理解して、最も円滑に物事が進む対応を選ぶことができる能力です。どんな仕事でも必ず重宝する能力ですが、身に付けるのは本当に難しい。私も未だにこれで苦労しております。みなさんも早めに意識して訓練しておくことを強くお薦め致します。