金融とは、「お金を融通する」から来た言葉で、お金が余っているところからお金を集めて、お金が足りないところに融通するという行為です。実際の業務としてはもっと広く、お金を集めて運用しお金を増やすような行為や、お金によってお金を得る行為なども含めての行為全般を指して使われます。金融を業務として行うとき、そのことを金融業といい、身近な金融機関として、銀行や信用金庫があります。また、その他の金融機関として、保険会社、証券会社などがあります。

商社が取り扱う商品の範囲は極めて広く、以前は「ラーメンからミサイルまで」といわれ、現在では「ミネラルウォーターから通信衛星まで」という例えがあるくらいです（例えば、プラント、通信機器、化学品、食糧、繊維、機械、金属など）。明確な定義づけをすることが難しいくらい「なんでもあり」の業界です。
特に「総合商社」といわれている企業がこれにあたります。また、「専門商社」というのは、各分野に特定した商品を扱い、独立系とメーカーなどの子会社として販売機能を果たすものがあります。多くの「専門商社」が存在するのは、化学製品、医薬品、食品、金属、エレクトロニクスの各分野です。

インフラとはインフラストラクチャー（infrastructure）の略で、国民福祉の向上と国民経済の発展に必要な公共施設を差しますが、そこから広義に用いて、石油、ガス、電力、公共交通、施設などの社会生活の中で欠かせないモノやサービスを提供する業界をインフラ業界と呼んでいます。もともと国営企業であった会社も多く存在します。
業界内での競争も激しく、エネルギー系ではガス会社と電力会社が、運輸系では鉄道会社と航空会社が競い合っています。公共的な側面を持つために社会的な責任も大きい業界ですが、豊かな生活を生み出す充実感を味わえる業界と言えるでしょう。
また、石油関係などは中東を中心に世界を舞台に働くチャンスも大いにあると言えます。

「製造業」とは、「新製品の製造加工を行う事業」であるか「新製品を主として卸売りする事業」と規定されています。就活の言葉でいえば「メーカー」という業界にあたります。つまりその範囲は広く、あらゆる分野に広がっています。
例えば、Aという製品を使っている場合、当然Aを作っている会社はメーカーです。けれども、その素材や部品を作っている会社は別のメーカーです。このように、1つの製品でもいくつかのメーカーが関わっている場合が多いと言えます。

流通業界には、百貨店、総合スーパー、コンビニエンスストア、通信販売、家電量販など多くの形態があります。
各社は業界での生き残りをかけ、自社開発商品の展開やブランドの誘致による差別化の発展と、流通の効率化を進めています。

IT業界の製品には、企業が使用するビジネス系システムと各種の機会をコントロールする組み込み系システムがあります。
IT製品は日進月歩で進化拡大しています。IT業界で働く為には、専門知識と専門技術の取得が必要ですが、学生時代に最も身につけてほしいことはコンピュータに関する広範囲な基礎知識です。

マスコミの仕事は常に「創り出す」ことが仕事ですので、知的好奇心が強く、クリエイティブ能力が高いことが求められます。
より多くの視聴者や読者を獲得するためには、時代を読むセンスも問われます。また、マスコミの仕事は一見華やかに見えてハードな職場なので、体力・忍耐力も求められます。

航空業界には多くの職種があります。運航関連ではパイロット（国家資格）、キャビンクルー、整備（国家資格）、ディスパッチャー（国家資格）、管制官（国家資格、国家公務員）、営業関連では高裕県やホテル予約を取り扱うオペレーター、空港で働くグランドスタッフ、ジェネラリストとしての総合職などがあります。