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めげない自分になる!

築地ゆいさん(早稲田大学)

大学生活を振り返る ~大学生協 テーマのある旅に参加~

ウズベキスタンの旅、ヨーロッパ・ピーススタディツアー、アジア・ピーススタディツアーで世界と出会う。

社会科学に興味を持ち、政治経済学部に進む。弓道のサークルに入るが、飲み会などの行事も多く、体育会の弓道部に入る。拘束される時間と練習場所との往来に残念ながら断念。その直後の行動が海外への旅だった。ミャンマーも考えたが、ウズベキスタンの旅、10日間を選んだ。

文明の十字路 ウズベキスタン周遊 ~ウズベキスタンで初めてのイスラムとの接触~

 他大の人と仲良くなれたのは思いがけない出会いの旅となりました。北海道や福島の大学の学生も参加、13~14人で旅しました。圧倒されたのはサマルカンドのレギスタン広場やティムール廟などの歴史的建造物、その大きさ、青いタイル張りの美しさに魅了されました。国民的ヒーローであるティムール像は若いカップルが結婚式を像前で行うほど人気が高いところです。
 気がついたのは首都タシュケントを含め、ヒジャブ(イスラムの女性が被るベール)をする女性が思ったより少なかったこと。6車線ある道路や高層マンション群を見て、豊かな国だと実感しました。フジフィルムの大きな看板もありました。
 出会った仲間は、今もFacebookでつながっています。

▼ウズベキスタン8日間周遊 参加者の声▼
http://travel.univcoop.or.jp/pkg/10spring_participation.html#uzbekistan


ヨーロッパ ピーススタディツアー ~たくさん考えたヨーロッパでの出会い~

 2年生の夏休み、「ヨーロッパピーススタディツアー」に参加しました。20人近い学生たちは個性あふれる仲間たちです。
 ヨーロッパの街中は憧れの気持ちもあるのか、すてきな光景ばかりで、教会などもごく自然に融け込んでいます。
 アウシュビッツ、ビルケナウを目指します。好天気に恵まれ、青い空と緑の芝生が美しい平原にそれはありました。あのようなことが行われた場所とは思えない美しさでした。イメージは灰色の、色のない世界、でも現実は違ったのです。ガス室も見ました。机上の勉強では知ることのできない現場の空気がありました。実感は行ってみて感じることができるものです。展示された写真は不安そうな顔、顔また顔でした。遺品であるカバンの山。名前が書いてあるものもありました。この人の人生はここで終わったんだなと思うとつらいものがあります。
 ベルリンの壁ではこの壁でへだてられた距離の大きさと、越えようとした人の生命を奪ったもの、いろいろな思いがありました。人が人を殺す、果てしない連鎖、自分がこの状況に置かれたらどうするんだろうか、ひょっとすると無関心を装おうかもしれぬ。いろいろなことを考えました。チェックポイントチャーリー(冷戦時代、ベルリンにあった検問所)も見学しました。この壁を越えられなかった犠牲者は1,027人にのぼります。
 ヘルシンキでは、ムーミンショップで買い物もしました。フィンランドはムーミンが棲む国です。帰りたくない時間でした。

アジア ピーススタディツアー ~アジアの暑さはきびしい~

2年の2月、「アジアピーススタディツアー」に参加しました。暑くてものすごい多湿な感じがまさにアジアでした。アンコールワットやトムの巨大さは圧巻で、寺院の頂から見る地平線はダイナミックでした。
トゥールスレン博物館は恐ろしいところです。ポル・ポト政権下で政治犯が収容され、約2万人のうち、生還できたのは8人だけという話でした。狭さと暑さ、重く息苦しいものを感じました。まるで昔の動物園の檻のような劣悪な環境です。時代が新しいため、残酷な部分を感じさせたのかもしれません。キリングフィールドにも行きました。収容所から運ばれた人たちが処刑されたところです。今も骸骨が雑然と置かれています。地面にはところどころ布が出ており、犠牲者の服だということでした。傷痍軍人が楽器を演奏して、施しをもらっていました。
ホーチミン市もベトナム戦争の傷跡が残っています。アメリカが散布したとされる枯葉剤の影響で奇形の子どもたちが生まれました。ツーズー病院はドイツのNGOが設立した専門の病院として、そうした子どもたちが暮らしています。子どもたちと遊びながら、栄養のことなど考えました。クチというところにベトコンがつくった地下トンネルがあります。米軍にゲリラ戦を展開するためのものでした。大変狭く、息苦しいものです。

大学生活を振り返る ~自主企画のピーススタディツアー・語学留学~

自主企画のピーススタディツアーを作る

 2012夏、ピーススタディで知り合った人たちを中心にツアーを企画し、実施しました。場所は長崎です。実は前年に広島に行くツアーがあったのですが、参加できなかったのです。宿や足回りも自分たちで手配しました。
原爆資料館や永井博士の家などをめぐりました。中でも岡まさはる記念館はあまり知られていなくて、足を運ぶ価値を感じる場所でした。
 軍艦島も訪れました。炭鉱ではありますが、劣悪な環境の下で働かされた人たちの存在を知りました。



楽しむことも重視したので、グラバー園を見学、ちゃんぽんも美味しかったです。長崎を一望できる稲佐山から見た夜景は素晴らしかったです。乗らなきゃいけない時間のバスにダッシュしたのもいい思い出です。
 浦上天主堂で焼け焦げたキリスト教の聖人像を観た時、キリスト教の国が教会に原爆を落とすことの矛盾、なぜそんなことができるのか、深く考えました。

“アメリカ”を堪能した留学

 カリフォルニアのU.C.デービス校に10カ月留学しました。“アメリカ”を充分感じた留学体験でした。アムトラックと飛行機でアメリカ横断、NASA訪問、ナイアガラ瀑布、アラモ伝道所、サンディエゴ、ラスベガス、マウントラッシュ(四大統領彫像)、ディズニーランド、フィラデルフィア、ニューヨーク(グラウンド・ゼロ)、意識して多くの場所を訪れました。
 大学では戦時中に日系人収容所で暮らした教授にお話をうかがいました。もちろん差別があり、解放後の差別も大変だったそうです。ただ、アメリカで生まれ育ち、自分は米国人だという思いはあるが、日本への思いはないことを話され、はじめから日本人としての意識がないことが印象に残りました。日系1世とその子どもたちでは違うそうですし、収容所でも日経人同士の争いのもとになったようです。帰国後もTBSテレビのドラマ『99年の愛』で追体験もしました。
▼TBSテレビ「99年の愛」▼
http://www.tbs.co.jp/japanese-americans/

 ステイしていたホストマザーとも沢山話しました。彼女は「原爆のことはもうしわけない」と言ってくれました。アメリカ人は原爆投下で戦争を早く終わらせえることができたのだと主張する人が圧倒的だと考えていたので、少し驚きました。もちろん、同時に真珠湾についてもふれていらっしゃました。普通の方々のなかには、そうした考えもあるのです。
 冬休み、ハワイに行きました。真珠湾にも向かいました。戦跡博物館で展示を見ながら、広島・長崎と比べ真珠湾での損害は大きくはない、でも亡くなった方一人一人の人生を奪ったことは取り返しがつかないなと思いました。
▼ハワイ州観光局 パールハーバー▼
http://www.gohawaii.com/jp/oahu/regions-neighborhoods/central-oahu/pearl-harbor

 ワシントンD.Cではスミソニアン博物館を見学しました。広島に原爆を投下したエノラ・ゲイの機首部分が展示されています。あくまで航空博物館なので、広島の惨状が伝わるものではないところに納得いかない気もしましたが、これが現実なのかもしれません。


 余暇を利用してマチュピチュに行きました。インカ帝国の技術力に驚きました。他にもクスコやチチカカ湖へ、ボリビアのウユニ塩湖では高山病にかかりました。塩湖は「天空の鏡」といわれる神秘的な湖ですが、行く前の4000mの高地にあるラパス空港に降りた時からフラフラでした。なかなか気をつけていても、かかるようです。
 ちょっとしたトラブルもありました。ボリビアからペルーに出た時にビザ用のスタンプを押し忘れ、ペルーに入国できなかったのです。友人やその親ごさん、外務省の方々のご厄介になり、再入国できました。束の間、今度は荷物がなくなり、身一つのまま、空港で一夜を明かす羽目になりました。


学生へのメッセージ

めげずに取り組んでください。キャンパスの外に出ること、そこでの出会いを求めることが大切だと思います。戦争ということに触れる旅の中で、人間が人間の事をどう考えているのか、その意味を自ら問えたのはよかったと思います。


わたしのお薦め

『カラマーゾフの兄弟』ドストエフスキー・新潮文庫
・・古典として読み継がれているパワーあふれる作品。いろいろな人の物の見方を知ることができる。

『永続敗戦論』白井聡・太田出版
・・今ある日本の状況をとらえた本。敗戦をかくす“終戦”、実は敗戦を否定しながらアメリカには盲従してきたこと。戦後論として学べる。ピーススタディなどに出会わなかったら、きっと読んでいない。

資格

TOEIC800点台
TOEFL70点台
ニュース検定2級
自動車運転免許(通学・2年)


大学生協 テーマのある旅


海外旅行には行きたいけど、普通のツアーでは何か物足りない…かといってフリーで行くには不安… そんなあなたにうってつけのプランが「テーマのある旅」です。 アウシュビッツから学ぶヨーロッパ・ピーススタディツアー、デンマークでの社会福祉施設研修ツアー、ドイツでの自然エネルギー対策と街づくり視察など、なかなか体験できない内容のプランです。 旅行内容だけでなく、現地の住民や学生との交流会など、人々との出会いを大切にするのもこのツアーの特徴です。 世界が集う、感動と友情に出会う旅。学生のうちに体験しませんか?

テーマのある旅 WEBサイトはこちら


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