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人と出会い、自分に出会う

吉野真希子さん(お茶の水女子大学)

大学生活を振り返る

 管理栄養士になりたい!と思い、お茶の水女子大学に進みました。高校生の時に水泳部に所属しており、練習後にすごくお腹がすくことから、運動と代謝のメカニズムっておもしろい!と思い、栄養学に興味を持ちました。入学後、1年生のときは主に教養科目を学びましたが、2年生からは専門科目の授業で忙しくなりました。競技ダンス部に入部しましたが、体育会系のきびしい部活で、学問との両立は厳しいため、断念しました。

 アルバイトはパン屋さんでパンを焼く仕事をしました。製造マニュアルや衛生、そして社会の中で働くということの責任を学びました。その後はドーナッツショップでも働き、接客も経験しました。お客様の好みや天気によって売れ行きが変わること、店としての守るべきマニュアル、その中でよりお客様に喜んでいただくための工夫など、先輩アルバイトの姿を見ながら学びました。アルバイトの仲も良く、大好きなお店だったのですが急遽閉店することになってしまいました。最後までお客様に愛されるお店にしようとバイト間で話し合った結果、閉店に向けたキャンペーンを企画、店長から上層部にかけあっていただき閉店セールの実施も実現し、最後はお客様からの拍手とアルバイトのみんなの涙で見送られるお店づくりができました。



 大学1年生の時に一番思い出に残っていることは、1週間のカンボジアボランティアツアーに参加したことです。子どもたちと遊ぶものですが、人間の幸せって何か、考えさせられました。

 大学2年生の時には成人式を迎えるに当たり、中学時代の同窓会を企画しました。11月から集まってパーティー会場を借りたり、案内を送ったりしました。130人ほどの学年でしたが、100人近い同窓生が参加してくれました。

 3年生の時は専門分野の勉強が中心で、実験、実習、レポート提出に追われる毎日でした。栄養分野の研究にも興味を持ち、就活はせずに大学院に進学することを決めました。

大学生活を振り返る ~大学生協 テーマのある旅に参加~

ヨーロッパ ピーススタディツアー ~東日本大震災の時、ヨーロッパにいた~

 4年春に「ヨーロッパピーススタディツアー」に参加しました。3.11はツアー中、ポーランドにいたときに起りました。情報が乏しく、日本が大変な事態になっていることは、テレビの映像を見てもなかなか信じることができませんでした。
 ツアーではではアウシュビッツやビルケナウ、シンドラーの工場やシナゴーグを見学しました。冬晴れの下のアウシュビッツは美しい平原でもあり、そのギャップが重いものを感じさせました。歴史的な事実や背景は勉強すればわかります。現地に行かなければ分からないこともたくさんあります。日本からの渡航者はまだ少ない地ではありますが、多くの方に行っていただきたいと思いました。チェコのユダヤ人街や、オランダのアンネの家も訪問しました。普段、世界の歴史、平和について深く考える機会はありませんが、改めて世界を知ること、そして語り継いでいくことの必要性を感じました。

 お楽しみもたくさんありました!ウィーンでは何といってもオペラ座です。歌劇アイーダの千秋楽を立ち見席(4€!)で観るという貴重な経験もできました。多くの音楽家たちにも縁ある地であり、おいしいスイーツもたくさんある、景観も美しい街でした。

 あっという間のヨーロッパ体験でしたが、そこで出会ったツアーメイトは、いまでも交流のある大切な仲間です。

自主企画のピーススタディツアー ~沖縄・広島・長崎で考えた~

 ヨーロッパピーススタディーツアーの半年後、広島大学の仲間の企画で広島ピーススタディーツアーが行われました。被爆者のお話を伺う機会もあり、私たちが次の世代に伝えていかなくてはいけない、という思いを持ちました。これに続き、首都大や学芸大の仲間が沖縄の旅を企画してくれました。沖縄の豊かな自然の中に作られた壕(ガマ)は真っ暗で、とても正常な意識を保てるものではないと感じながら、犠牲者のために祈りました。学生の旅らしく、沖縄料理を食べたり、ドライブを楽しんだり、夜遅くまで語り合ったり、楽しい時間も過ごせました。

 次は私が!と思い、早稲田の仲間と一緒に長崎のツアーを企画しました。楽しかった!ツアーの行程を考え、宿の手配し、パンフレットを作成し…。国内ツアーの中では、被害者としての日本を見てきましたが、このツアーでは加害者としての日本を知る機会もあり、事実を一方向から見てはいけないな、と感じました。せっかく長崎に行くんだから!と、ご当地グルメを楽しんだり、グラバー園のビアガーデンに行ったりと、しっかりお楽しみも充実させたツアーでした!

 日本の平和への歴史を考える中でも、世界の歴史は知らなければいけないことであり、自主スタディーツアーを行うことでヨーロッパを改めて振り返る良い機会となりました。そして、仲間とともに旅を企画し、素敵な思い出を作ることができました。

再びカンボジアへ

 大学院1年の夏、イギリスのNPOの主宰でカンボジアへ行き、1ヶ月間幼稚園でボランティアを行いました。食べ物が豊かな日本に暮らすわれわれにとって、それは厳しい現実を直視させるものです。子どもたちの食べるメニュー一つでも栄養が考えられていない。でも、お金もなければインフラも遅れているのです。まず、そこから変えていくことが求められています。われわれの当然が当然ではない世界でした。

  その1か月の間にバスで国境を越え、ベトナム旅行にも行きました。ホーチミン市は急速に発展を遂げている都市ではありますが、戦禍が残る町でもありました。

  カンボジアの子供たちは、いつも「ボン(お姉さん)マキコ!」と遊びに誘ってきたり、飛び付いてきたり。物をあげるだけのボランティアはしたくないと思ってはいましたが、日本から持って行ったぬいぐるみや風船、折り紙なども、本当に嬉しそうに、大切に使ってくれる様子を見て、この子たちの笑顔がずっと続く世界を作るために、私ができることは何だろう、と考えるきっかけになりました。

 この1か月間の経験を通じて、専門分野で知識、技術、経験を身につけ、それを活かして日本、世界で人の役に立ちたいという目標ができました。

学生へのメッセージ

 「人と出会い、自分に出会う」と書いて、なんか真面目なフリし過ぎたかなーと思ったりします。

  大学生活送ってきて一番感じていることは、人と出会うことってすごいなってことです。カンボジアの子どもたちの笑顔を見て、幸せってなんだろうって考えました。私たちから見たら極貧とも言える生活をしている人たちを見て、自分にできることを考え続けました。ピーススタディーに行って、学ぶことはたくさんあったけれど、私は歴史とか政治とか激しく苦手で。結局今思っていることは、ここで、この仲間たちに出会えてよかったってことです。大学も学部も学年も違う仲間なわけで、ピーススタディーに参加して、その後の国内ツアーを企画してなかったら出会ってなかったわけで。

  大学でやりたいことに色々挑戦して、色んな人の色んな生き方を見て、その中で自分のやりたいこと、できることを考えた結果、管理栄養士という進路を選びました。周りは研究職につく人が多いし、大学で今まで研究してきて周りからはもったいないとも言われていますが、さんざん悩んだからこと、これが自分のやりたいことだ、って自信を持って思えます。


わたしのお薦め

『僕たちは世界を変えることができない』葉田甲太・星雲社
・・150万円でカンボジアに学校が建つ!?そこから僕たちの活動が始まった。
▼withnaviのページ 葉田甲太さんからあなたへ▼
http://www.withnavi.org/senpai/hada/01.html

『マジでガチなボランティア』石松宏章・講談社文庫
・・ナンパや合コンばかりしていた著者が仲間とともにチャリティーイベントを開催し、カンボジアに学校を建てた。第4回出版甲子園グランプリ。
▼ドキュメンタリー映画「マジでガチなボランティア」公式サイト▼
http://www.majigachi.jp/

資格

管理栄養士
書道師範


大学生協 テーマのある旅


海外旅行には行きたいけど、普通のツアーでは何か物足りない…かといってフリーで行くには不安… そんなあなたにうってつけのプランが「テーマのある旅」です。 アウシュビッツから学ぶヨーロッパ・ピーススタディツアー、デンマークでの社会福祉施設研修ツアー、ドイツでの自然エネルギー対策と街づくり視察など、なかなか体験できない内容のプランです。 旅行内容だけでなく、現地の住民や学生との交流会など、人々との出会いを大切にするのもこのツアーの特徴です。 世界が集う、感動と友情に出会う旅。学生のうちに体験しませんか?

テーマのある旅 WEBサイトはこちら


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