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現在の販売士試験科目は5科目ですが、以前は8科目で受験者の負担はかなり大きいものがありました。販売士試験は平均70点以上で合格ですから、8科目の場合は合計で560点以上が必要です。しかも、1科目でも50点未満があると不合格となります。
従って、苦手な科目は50点未満にならないように、得意な科目はできるだけ点数を稼ぐような配分で計画を立てました。しかし、最初の1週間はすぐに眠くなり、睡魔との闘いでした。机にすわって勉強することに身体がついてこないのです。
それでも堪えていくうちに、身体が徐々に順応してきました。昔懐かしいラジオの'オールナイトニッポン'を聞くのが楽しくなり、高校受験、大学受験時代に戻って気持ちが若くなったような感覚です。久々に味わう感覚に感動を覚えたものです。
試験は合計点で不合格でも、70点以上の科目は翌年の試験で免除されるという制度は今も変わりませんが、私には後がなく1回で合格することが目標だったので必死に集中しました。好きな晩酌、お酒の付き合いも一切やめて机に向かいましたが、満遍なく8科目を計画どおりに消化するのは大変で、合格の自信がないまま試験日を向かえたのでした。
案の定、試験問題は難しく自己採点でも合格ラインすれすれだったので、万一不合格なら仕方ないのでまた来年受験しようと言い聞かせてました。しばらくして、試験のことを忘れていたところに商工会議所から合格の知らせが入りました。びっくりしましたが、職場の皆からのお祝いで目頭が熱くなったのを覚えています。しかし一番驚いたのは、私の合計点が560点丁度だったことです。なんとあと1点不足なら不合格なのです。
こんなことあるのでしょうか?私には、神様が運を与えてくれたとしか考えられませんでした。こうして私は奇跡の合格を果たしました。感謝・感謝!のビールは格別の味でした。(この続きは第4回へ)
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