皆様への応援込めて!生協職員からおすすめの書籍特集

コロナ禍でおうち時間が多くなっていると思いますが、皆さまどのようにお過ごしでしょうか?
NetflixやTiktokもいいですが、この期に読書はいかがでしょう?
本は読む時期、タイミングが結構大事だったりします。今、こんな時期だからこそ読んでおきたいオススメの本を、大学生協の本の虫スタッフが総力をあげてピックアップしました。
みなさんの価値観、人生感が変わるような、そんな出会いの一助になれば幸いです。ぜひお気軽に手に取ってみてください。

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おすすめ本

モモ「時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語」
ミヒャエル・エンデ (著、イラスト)、 Michael Ende (原名)、大島 かおり (翻訳)/岩波書店

小さいころに読んだことのある人もいるかもしれません。知らぬ間に時間どろぼうの思惑にハマっていってしまう人間と、決して揺らがずに戦う女の子モモのお話です。

子ども向けの物語、と侮ることなかれ。歳を重ねてから読むとそのテーマの深さにとても驚きます。昔読んだことがある人も、ぜひまた読んでみてください。読み終わったとき、たまには「暇」を楽しんでみようかな、と思えます。

やわらかい明日をつくるノート
夏生さえり /大和書房

ノートと名の付く通り、この本は書き込めるようになっていて、たくさんの質問に対して自分の好きなように答えを書いていくことが出来ます。答えには、正解も不正解もありません。ふと浮かんだことをじっくりと書いてみることで、忘れかけていた大切な人や大事な記憶を思い出すこともあります。そして、また久しぶりにこの本を開けた時、当時と変わらない答えもあれば今では少し変わってしまった答えもあり、とっても懐かしい気分になります。

目まぐるしく変化していく大学生活ですが、きっとどんなシーンも美しいはずです。その1シーンを切り取るときに、ぜひ使ってみてください。

インプット大全
樺沢紫苑/サンクチュアリ出版

情報があふれる現代で、やみくもに情報を集めようとするととても疲れてしまいます。効率よく情報を得るにはどうしたらよいか、コツをつかんでおくと大学生活だけでなく働き出してからもきっと役に立ちます。

あわせて、この本と対になる「アウトプット大全」も大変おすすめですので一緒に読んでみると良いと思います。

世にも危険な医療の世界史
リディア・ケイン  ネイト・ピーダーセン  福井久美子訳/文藝春秋

今では明らかにおかしな治療がまじめに行われており、それらが色々と書いてある本です。 例えば、昔は病気になると血が悪くなったという理由で血を抜く(瀉血-しゃけつ)治療が行われていました。風邪を引いても血を抜いたり、怪我をしても血を抜いたりとよく分からないことが行われていました。と、ヘンテコな医療行為が色々と書いてある本で、割と面白いです。

ハゲタカ(上)
真山 仁/講談社文庫

主人公は外資系バイアウトファンドのマネージャー。主にPE(企業再生)や、M&A(合併・買収)の裏側を描く物語です。 私が公認会計士を目指すきっかけとなった本でもあります。日々の勉強の辛さ、合格への不安や焦り、家族・友人・恋人との距離感等、受験生時代に悩むことは多いと思います。そんな時にこの本を読み返すと、これらのことが小さく感じ、「何故自分は公認会計士を目指したのか」「何故多くのものを犠牲にして勉強をしているのか」を強烈に思い起こすことが出来ました。PE(企業再生)やM&Aには、企業価値評価が欠かせない為、作中公認会計士も多く登場します。受験生→合格後→監査法人j2(就職) 都度、読み返すと主人公の意図、公認会計士の業務内容への理解等、見方が変わる本でもある為、長く付き合える一冊だと思います。

図解 モチベーション大百科
池田貴将/サンクチュアリ出版

なんかいつもやる気が出ないなぁ…という人にはぜひ読んでもらいたい!見えないところで私たちを動かす「モチベーション」について様々な大学で行なった、行動心理の実験がわかりやすくまとまっています。ビジネス向けに書かれた本ですが、「これ意識してみようかな」と自分自身のモチベーションを動かすヒントも満載です!

なるほどデザイン
筒井 美希

伝えたいことを効果的に伝えられるようになろう!色の持つイメージ、グラフの効果的な使い方などの知識は、パワーポイントでプレゼンをするときにもきっと役に立つはず。大学生のうちに知っておけば社会人になってからの「伝え方」にも力がつきます!絵やイラストも多いので、パラパラとめくっているだけでも楽しいです。

20代で得た知見
F/KADOKAWA

“最も痛々しい思い出が、それでも1番美しい” どこかちょっとネガティブで、落とし所が曖昧で、テーマがコロコロと変わっていく、でもそのなかにハッとさせられるメッセージがたくさん込められているエッセイ集です。 まるで膨大な量の写真を1枚1枚見ているかのような感覚で、読む時々の気分によって刺さる言葉が変わってくる。そんな不思議な1冊です。

「一緒に働きたい」と思われる心くばりの魔法 ディズニーの元人材トレーナー50の教え
櫻井恵里子/サンクチュアリ出版

夢の国がキラキラしているのは、ただ単に楽しいからだけではなく、そこにキャストさんたちの心くばりがあふれているから。そんな心くばりの魔法を仕事や生活の中で活かすヒントが詰まっています。「働くこと」はとても大変で、アルバイトの比ではない苦労もたくさんあります。でも社会人になると「働くこと」が1日の大半を占めます。そんな「働くこと」を楽しくしてくれる、そんな心くばりを知ることができます。大学生のうちにぜひ自分のチカラにして欲しい!

旅猫リポート
有川 浩/講談社文庫

ギしっぽの猫ナナと飼い主サトルとの、旅の物語。2人に待ち受けているラストは、涙なしでは読めません。疲れた時に読みたくなる、ふっと心が暖かく軽くなる、私にとってはお守りのような本です。癒しの時間におすすめです!

県庁そろそろクビですか?
円城寺雄介/小学館

 

tattva(タットヴァ)vol.1
(株)ブートレグ

人々の生活や価値観が多項的に存在するなかで、どのように社会と関係を築いていけばいいのか?をいろんな分野の人たちが寄稿している。特にコロナ禍で世界が激変し、答えのない問題にぶち当たっている現代社会で何をどう考えていくかを考えるきっかけになる本だと思います。
今年4月創刊号の季刊誌ですが、かなり力の入った特集でした。

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド
八木仁平/KADOKAWA

自分の「やりたいこと」を見つめ直したい人におすすめ。図表などもあって読みやすいので、読書が苦手な人にも社会人になる前にぜひ読んでほしい一冊です。YouTubeチャンネル『中田敦彦のYouTube大学』でも紹介されています。

アウトプット大全
樺沢紫苑/サンクチュアリ出版

多くの学生さんと関わるなかで 「できる!」 と思わせる学生さんは間違いなくアウトプットがうまいことに気づきました。自分で読んだなかでも多くの気づきがあり、毎日の仕事の中でも意識するようになったきっかけの本です。ぜひ大学生のうちに読んでほしい!

風が強く吹いている
三浦しをん/新潮社

箱根駅伝に挑戦する学生のお話しです。元気がでます。

ワーク・シフト 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>
リンダ・グラットン、池村千秋/プレジデント社

2025年までに世界の働き方がどのように変化するかを予測している。2012年に発売されたが、コロナ禍で読み返すとその予測が急激に現実味を帯びて(一部はこのコロナ禍で現実になって)、世界の変化を予言していたかのようにも思える。今後の自分と社会の関わり方を感がえるきっかけになる1冊。

楽しくなければ仕事じゃない
干場弓子/東洋経済新報社

本当は、とくにやりたいことやこだわっている夢、好きなことがないのだったら、無理にあるふりはしなくていい。
そして、目の前のこと、やってほしいと求められていることに、まずは集中する。じつは、そこに「好きになる」秘訣がある。
好きなことが見つかる、夢が見つかる入り口がある。見つからなくてもいいけれども。もう一度言おう。
とくに好きなことがないのに、無理にあるふりしなくていいよ。

ANAが大切にしている習慣
ANAビジネスソリューション/扶桑社

企業文化を学ぶことで、大学生活にも活かせるヒントが満載!

夢をかなえるゾウ
水野敬也/文響社

自己啓発本の入門として、小説形式なので入りやすいです。
大学生として大人として、行動を変えることの重要性を感じながら、大学生活を充実させるために、何かヒントや気付きを得られるかと思います。

人新世の「資本論」
斎藤幸平/集英社

世界の日本の様々な問題がどうつながっているか、これからどうすべきか考えられる本。

僕たちは世界を変えることができない。But、we wanna build a school in Cambodia.
葉田甲太/小学館

カンボジアの非情な現実を目の当たりにした大学生が、ボランティアを通して自分自身と社会を見つめ直す姿が素敵で元気がでます。国際協力って大それたものは難しいけど、自分たちでできることは何かを気づかせてくれる作品です。
映画化もされていますが、本のほうが何倍も面白いです。大学生のうちにやれること、やりたいこと、伝えたいことを見つける参考になったら嬉しいです。

うしろめたさの人類学
松村圭一郎/ミシマ社 八木書店

人類学に馴染みがなくても読みやすい(こちらに語りかけてくるような文体です)点や、「当たり前」から一歩引いたところからの視点を提示してくれるという点がおすすめです。(京都大学の元総長・山極先生も推薦されていた本です)

なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか
伊藤剛/光文社

私も大学生のころに読んだ本です。戦争と平和という切り口ですが、人々の頭の中で共通のイメージが作れるものは伝わりやすいという部分は社会人になってから重要に感じることが多いです。「平和」ってなにかを考えるきっかけにもなるのでおすすめです。

舟を編む
三浦しをん/光文社

定番のお仕事小説ですが、読むたびに社会人としてこうありたいと感じさせられます。
希望していない仕事であっても挑戦し続けていくことで、思いもよらない結果がでる。
ひとりではなく周りと協力し働く。理想論のようですが、失ってはならない気持ちだと思います。
社会人になってから読むと学生時代とは違った捉え方が出来るはず。
社会に出てから再読してほしい本です。

『東大教授が教える独学勉強法』
柳川範之/草思社

・「専門書・教科書を読むハードルが下がる」
買った本を精読しないと失敗と思いがちだが、興味ある所だけ読み込めばOK
専門書こそおもしろい
勉強ができない、資格が取得できないのは自分の頭が悪いのではなく、学問のおもしろさに触れる前に嫌いになっている

・「答えのない問いに自分なりの答えを見つける勉強が身につく」
高校までの、受験勉強等で身についた“ゴールがある勉強”ではなく、大学以降に必要とされる、“自らゴールを設定して行なう勉強”が身つく

・「オンライン授業にも対応できる」
様々な情報を活用するクセができるため、オンデマンド型の授業でもネガティブに受け止めず、自分のペースで学べるので前向きにとらえやすい

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