内定者体験談

政岡 裕士さん 男性

  • 高知大学
  • 人文学部 国際社会コミュニケーション学科(文系) 2015年卒
  • 藤崎好子ゼミ
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入社を決めた理由
私がシステムエグゼに入社を決意した最大の理由は、「社員の成長なくしてエグゼの成長なし」という言葉にあります。会社説明会に参加した際に、弊社社長より直接この言葉を頂く機会がありました。今日の就職活動では、どの企業も会社説明会では「人を大事にしている」「人に優しい」といった言葉を使用していることをよく耳にしますが、離職率、フレックススタイム制や残業と年収との関係、社員の教育制度の普及の実態などからこの言葉は信用出来ないと当時は思っていました。そんな時分にシステムエグゼの説明会に参加し、冒頭で「今日は都合で10分程度しか時間がないが、私は全ての説明会で話をするようにしているので」ということで聞いたのが「社員の成長なくしてエグゼの成長なし」という言葉でした。いろいろな社員の方とお話しさせていただき、単なる言葉ではない「人を大切にしている」ということに心から魅力を感じ、入社を決意しました。
内定社数
3社

就活スケジュール

資料請求・
プレエントリー
3年11月~3年12月まで(20社)
エントリー
3年12月~4年6月まで(150社)
OB・OG訪問
3年12月~4年6月まで(1人)
会社説明会参加
4年4月~4年6月まで(18社)
筆記試験
4年4月~4年6月まで(11社)
面接試験
4年4月~4年6月まで(8社)
内定(内々定)
4年6月~4年7月まで(3社)

面接でよく聞かれた質問は何ですか?

「高知という地方から東京(大阪)に来て就職活動をする中で、この会社を選択した理由はなんですか」という言葉を投げかけられることが毎回ありました。私は実家も大学も高知だったので、何らかの都合で帰省する可能性があるという部分もあって聞かれたのかもしれませんが、「自身が慣れた土地を離れて、自分の可能性に挑戦できる場所で働きたい」という気持ちがあったので、回答自体は難しいものではありませんでした。他には「私自身の人間性やさまざまな物事を判断する際のあなたの基準や価値観、視点について教えてください」という類の質問が多くありました。私はアメリカに短期語学留学していたことや、某ファーストフード店舗の時間帯責任者を経験していたこともあり、その際の経験や体験も含めて私の考えを客観的視点に基づいて回答するようにしていました。

面接で答えに困った質問はありますか?また、それに何と答えましたか?

「当社以外で、もし好きな会社に就職できるとすれば、どの会社に就職したいですか、またそれは何故ですか」という質問を、就職活動始まった頃に、とあるベンチャー企業の集団面接試験で聞かれました。時事や業種についてはある程度情報収集をしたりしていたのですが、予想外の質問に戸惑ってしまい、とっさに思いついた「Apple」という企業を選択して答えてしまいました。私自身、それなりにAppleの製品が好きということもあり、時代に革新を起こしたい気持ちや自分への挑戦という理由で答えたのですが、「何故」という部分が主観的で浅い回答になってしまい、結果も良くありませんでした。この経験を通して「何故数ある企業の中でこれなのか」「どこが他と違って自分にとって本当の魅力に感じるのか」という原点に戻って、より広い視野で就職活動を進めていくきっかけにもなった質問でした。

就活に役に立った資格・留学・インターンシップボランティアなどの経験は何ですか?

一番これが就活において直接役に立った、というものはないですね。ですが、短期語学留学でサンフランシスコに行った経験が今日における私の理性や価値観に大きく影響していて、それが就職活動を行う際の言動にも繋がっているので、その点では留学経験が私の就職活動に役に立ったと言えると思います。また、面接の時には留学経験や私の持っていた観光英検の資格が話題の1つに上がることもあったので、採用担当者に私を知ってもらう大きなきっかけにはなっていました。しかし、大切なのはそこから何を得たのかであったり、そこに至るまでの経緯がどのようにあったのかということを説明することによって、採用担当者により大きな印象を与えることだと私は思います。

今だから話せる大失敗があれば教えてください。

私は都市部への就職活動に行く際に、夜行バスを多用していたのですが、スーツのままで一晩を過ごしたくなかったのでよく私服でバスに乗り、東京に着いたら着替えるということをしていました。就活カバンや靴、ネクタイピンなどもキャリーケースにまとめて入れていたのですが、バスを降りて「靴を間違えた」「ネクタイがない」と気づいて、最寄りのドン・キホーテまで買いに行ったことがあります。就職活動が始まった頃ではなくて、少し経って慣れてきたり、何かと忙しい時期によくありました。根拠のない自信によって無駄な出費をしてしまったので、初心を忘れずに何事にも取り組んでいくことの大切さを改めて感じました。

就活で一番大変だったことは何ですか?

私が就活で一番大変だったのはお金を節約することです。私は地方出身なので、都市部に就活に行くには最低でも高速バスを活用しなければなりませんでした。毎週のように都市部で就職活動をしていたので、ある月は移動費だけで10万円を超える時もありました。ひと月にかかった就活費用の中で半分以上が移動費だったこともあって、親から「そこまで頻繁に都市部に行く必要があるの?」とまで言われたこともあります。私は「お金がないから」という理由で自分の就職活動の幅を狭めるようなことはしたくなかったので、学業とアルバイト、就職活動を両立させながら、普段の生活も就職活動中でも余分な箇所にお金を費やすことを避けて生活するように心がけていました。先に就職活動を終えた友人や都市部出身の大学生を見て羨ましいと思う時もあったので、自身の就職活動とお金、ということには本当に神経を使っていたと思います。

今思えばこうしておけば良かったと思うことはどんなことですか?

たくさんあります。(笑)その中でも特に思うのは、在学期間中にもっと世界を知っておけば良かったなということです。私は在学中に留学に行く前までは日本国内の社会しか体験していませんでした。世の中には色々な人がいると言っても、日本の中では日本だけの慣習や思想、儒教的な感情に左右されることが多々あって、それが自身にとっても社会の常識であると思っていた部分がありました。アメリカや中国に行って、その国の社会や文化、思想に直接触れることができ、それまで自身がある種当然だと思っていたことがものすごく主観的で偏ったものの見方だということに心底気づかされました。東南アジアや西欧、オセアニアなど、もっと多くの国に行って、もっと知識の幅を増やしたり、国を超えて様々な価値観に出会っていれば、グローバリゼーションが進む現代において、「自分や社会について」ということを深く考えることができたのではないかなと思います。

後輩へ一言アドバイスできるとしたら何をアドバイスをしますか?

就職活動は、どれだけ自らが動いて、企業と出会って、そこで自分を顧みてまた動き始める、というサイクルに尽きると思います。内定は一朝一夕にもらえるものではないですし、望んだ通りの結果を得られる人というのは、それ相応の日々の積み重ねがある方だと思います。私の周囲でも多くが大企業や有名企業、人気業種の試験がダメだったと落ち込むのを聞きましたが、皆さんにとって必ずしもその企業が最良の選択となる訳ではないですし、社会には皆さんの知らない企業が数多く存在しています。また皆さんが持っている業界のイメージが、全部正しい訳でもありません。あまり知らなかった業種、株式上場や今後上場予定の企業、同業種内の企業比較など、企業HPの内容だけでなく実際に様々な企業、人に出会うことを経て、その上で10社20社と深く企業分析をしていく中で、自分の向き不向きや意外な一面を発見できるはずです。これからの就職活動頑張って下さい。

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