OBOGメッセージ

2007年3月院卒者さん 男性

  • 千葉大学 大学院
  • 園芸学部 生物生産科学科(現 園芸学科)(理系)
入社名
業種
所属部署・役職
農業対策部
入社年
2007年入社

現在の仕事内容

①安全・安心対策
  栃木県の農産物の安全・安心を確保するため、農家がその栽培記録や農薬の使用状況を記録する「生産履歴」の記帳徹底や農薬の適正使用、GAPの取り組みのために必要な研修・説明会を開催しています。また、スマートフォン等を活用した生産履歴の記帳に向けて研究をすすめています。

②直売所の運営改善
  県内のJAが運営する直売所を盛り上げ、県産農産物の良さをより消費者に感じてもらえるよう、県内統一のキャンペーンを企画しました。今年は、直売所での購入者に応募ハガキを渡し、抽選で県産の「とちおとめ」や「なすひかり」、「とちぎゆめポーク」をプレゼントしました。キャンペーンPRのための資材作成等も行い、3万5千を超える応募がありました。また、直売所に出向き、店舗の様子や商品の状況を確認するとともに、売上高・利用者数等の分析を行い、運営改善のための提案も行います。

この会社を選んだ理由

私の両親が苺農家であることから、小さい頃から作物の栽培や農業に興味あったことがJA栃木中央会を就職活動の候補としたきっかけです。
また、両親が苺を栽培する様子を見続けてきたことから、苺を育て上げることの「大変さ」も「こだわり」も感じていました。そして、その「大変さ」と「こだわり」は苺に限らず、農作物を育てるすべての農家に同じことが言えます。
農家の「大変さ」を少しでも軽減し、栃木の農産物を食べていただける方に、その「こだわり」を少しでも伝えたいと思い、この職場を選びました。

仕事の魅力・やりがい

本会の業務は、地域の農家やJAがよりよくなるための手助けを行うことです。
自らが農家やJAの状況を把握し、よく考え、提案した取り組みが採用された場合、農家やJAがその取り組みを実践してくれます。思った通りの結果が出るとは限りませんが、農家やJAの現状が少しでも改善・向上できた時、自分の頑張りが役に立ったと感じています。
また、農家やJAの方との話す機会も多く、「助かった」とか、「やってみるよ」と言っていただけた時はうれしくなります。

将来の目標・夢

現在、皆さんがもつ1次産業のイメージは、暑い・寒いなかの作業がつらいとか、儲からない等のイメージがあると思います。農業・農家に対しても同じイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
すべてが「違う」と言えるわけではありませんが、農家の方々は、自分が育てた「おいしい農産物」を消費者の方へ届けられるよう、こだわりと自信をもって、作業に取り組んでいます。また、法人の形態により、経営者として頑張っている方もいます。
皆さんのような若い方々が、就職先の一つとして、農業に取り組みたいと思える世の中を築く手助けをしていきたいと思っています。

学生のみなさんへ

「農業やJAグループの状況がよくわからない」という方が多いと思いますが、JA栃木中央会は皆さんの「食」をより豊かなものにするために、地域の農業を振興するために、様々なことに取り組んでいる組織です。
少しでも興味をもっていただけた方は、JAグループ栃木、JA栃木中央会を就職活動の一つの候補にしていただければと思います。